REBIRTH食育研究所について

projects

食育と植育で子どもたちの未来を育む

食育への思い

子どもたちには好き嫌いなく、楽しく食事を楽しんでほしいものです。「全部食べなさい」「バランスよく食べなさい」と指導しても子どもたちの心には届きにくいものです。
「食べる」という行為から生まれる様々な変化を分かりやすく伝え、何をどのように食べるのかに興味を持って食事を楽しめるようにすることが大切です。
食育基本法では、食育を「私たちの生きる上での基本」と位置づけています。食に関する正しい知識と健全な食習慣を身につけることは、生涯にわたって健康で充実した生活を送る力を養う。としています。

そこには、「食と身体の栄養学的な関係」「食べ物の由来と社会とのつながり」「食べ物の生産過程と環境との関係」という3つの非常に広範な分野を含んでいます。
この3つに共通するのは「何を食べるか」ではなく、「どのように食べるか」という視点です。
小・中学校の先生が食育で伝えたいこと、として「作った人に感謝し、命の大切さと食べ物を大事にすることを伝えたい」「給食の野菜や魚を残す児童が多い。就寝が遅く生活習慣が乱れているので、食生活の大切さと生活習慣の関わりについて話したい」ということでした。そこで、「どのように食べるか」という視点から、各年代や環境に合わせた食育の講演活動も行っています。

健康な身体は健康な食事から、健康な食事は健康な作物から、健康な作物は健康な土から

私たちの命を支えているのは、大地の恵みが約9割、海が約1割だそうです。
植物を育み、水の循環を支え、生活や産業に欠かせない鉱物資源やエネルギー資源(石油、石炭など)も、太古の植物が堆積してできたものです。大地には多様な生物が生息し、バランスの取れた生態系を形成しています。さらに、私たちの文化や伝統の多くは大地に根ざしており、自然とのつながりは人々の心の豊かさにも貢献しています。
しかし、地球環境が危機に直面している今日、将来にわたって豊かな自然の恩恵が得られる保証はありません。そのため「食育」は、食卓と地球環境のつながりを学び、持続可能な食文化を育むことで、未来の子どもたちの食を守る役割を担っています。

地球のイラスト

世界の土壌は33%が劣化しており、作物の生産性は1980年以降10〜20%減少、現在も毎年0.5%ずつ低下しているとされます。
植物を育む昔ながらの豊かな大地を取り戻したいという願いから、食育研究所の取り組みとして、オーガニックの液肥「MOO&PLANT」を開発しました。

「MOO&PLANT」は、植物の養分とともに土壌微生物の栄養源となり、微生物の健全な活動を促進して土壌の再生を促します。
昔の堆肥には動植物由来の有機物が豊富に含まれており、微量元素や他の栄養素が自然に供給されていました。植物が必要とする栄養素は16元素50種以上におよびます。これらの栄養素は、土壌微生物と植物の共生によって生み出され、豊かな土壌から植物が健やかに成長します。

一鉢からのリジェネラティブ(大地の再生)を

小さな一歩ですが、身近な一鉢から豊かな土壌を取り戻せるのではないか。
そう思ったことが MOO&PLANT の始まりでした。
自然との共生や、生命と自然のつながりを
身近な植物から感じることで
持続可能性を超えた再生的で創造的な
未来への扉を開くと信じています。